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ルネサンスの祝祭―王権と芸術〈下〉 (イメージ・リーディング叢書)
本, ロイ ストロング
によって ロイ ストロング
4.6 5つ星のうち 1 人の読者
ファイルサイズ : 29.24 MB
内容(「BOOK」データベースより) 王権を王権たらしめているのは何か。王候の祝祭を〈視線をめぐるドラマ〉としてとらえ、演技者たる権力者の姿をあますところなく描き出す。
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上巻は概説的な内容が多かったが、下巻ではフランス王妃カトリーヌ・ド・メディシス、トスカナ大公フェルディナンド、チャールズ1世という3人の支配者の祝祭が取り上げられ、詳細に論じられている。彼らの祝祭はいずれも歌、舞踊、機械仕掛けを多用した壮大な舞台演劇であり、また支配者みずからが出演することに多大な意味が込められていた。カトリーヌ・ド・メディシスはカトリックとプロテスタントの対立が激化する時代の君主であり、両者の宥和を象徴する演出を多用する。しかし歴史は破綻へ向かう。祝祭は失敗だったのである。上巻で詳述されるように祝祭は支配者の力、財力、美しさなどを見せつけるには有効だが、あくまでも補助的な手段でしかなく、実際に政治を動かすことは出来なかったのだろう。本書では各祝祭の様子が実に詳細に紹介される。それを見ると確かに、豪華だが実効性には乏しいかなと思わされる。チャールズ1世のもとで祝祭を取り仕切ったイニゴー・ジョーンズが終章で論じられている。羅列的だった前章までとは違い、著者の専門分野であることもあり、この章は奥行深く感じられた。
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